体育館での演出と計画について
演出の計画を立てて、チーム分けしよう。
- 監督班
- Cinema4D班
- 編集班
- サウンド制作班
- テクニカル班
- 素材制作班
みんなやってみたい壁が動くアレにチャレンジ。
機材情報
EB-PU2010B(10000lm)× 2機
- レーザープロジェクター 10000lm(WUXGA)
- 消費電力:559W
- AC 100~240V ±10% 50/60Hz
- W 545 × H 164 × D 436 mm / 約 16.8kg
ELPLM15(中焦点)× 2機
- 電動ズーム/フォーカス
- F:1.8~2.5
- f:36~57.4mm
【質問プロンプト】EPSONのプロジェクター EB-PU2010B(10000lm)2機を横にエッジブレンディングして約40m先からELPLM15(中焦点)レンズを使用し投影をしようと思います。投射距離的に問題ありませんか?このレンズしか保有していないため、距離的に難しければ前にプロジェクター設置位置を移動させる予定です。投影サイズは概算ですが、横幅45m 高さ13mで試算しています。
結論 & CTA
1. レンズ仕様を前提にした投射幅シミュレーション
(ELPLM15 :ズーム throw ratio = 1.57 – 2.56 : 1)
| 距離 (m) | 最大幅 m (ワイド端 1.57:1) | 最小幅 m (テレ端 2.56:1) |
|---|---|---|
| 35 | 22.3 | 13.7 |
| 37.5 | 23.9 | 14.7 |
| 40 | 25.5 | 15.6 |
| 42.5 | 27.1 | 16.6 |
| 45 | 28.7 | 17.6 |
計算式 : 画面幅 = 距離 ÷ throw ratio
→ 40 m なら 幅 15.6 – 25.5 m の範囲でズーム可。
2. ご計画と照合
| 項目 | 条件 | 判定 |
|---|---|---|
| 総投影幅 | 45 m(横2台ブレンディング)→ 1台あたり ≒22.5 m(ブレンド余白込み 24〜25 m 見込み) | OK:40 m 距離で 25.5 m まで拡大可 |
| 投影高さ | 13 m 想定 ← WUXGA 16:10 で 25 m 幅時の高さ=25÷1.6≒15.6 m | 十分カバー:上下マスクで調整 |
| レンズシフト | ELPLM15:垂直 ±60 %&水平 ±18 %(画面高さ/幅比) | 2F ギャラリー床 ≒ 4 m ⇒ ステージ中央 ≒ 4.2 m → ほぼ光軸同レベル、余裕あり |
| 輝度 | 10 k lm ×2 台。横方向 10〜15 % ブレンドなら実効 18〜19 k lm | 体育館常設照明を落とせば舞台面 45 × 13 m でも 200 lux 前後確保可(目安) |
3. 距離が足りない場合の対策
| 必要幅 | 最短距離* (1.57 × 幅) | コメント |
|---|---|---|
| 22 m | 34.5 m | 今回 40 m なので余裕 |
| 25 m | 39.3 m | 現在 40 m ギリ適正* |
| 28 m | 44.0 m | 40 m では不足。 → プロジェクター後退 or ワイド系レンズ(ELPLW05 1.18:1 等) |
*ワイド端(1.57:1)を使用した場合
4. 実務チェックリスト
- 現地レーザー測定
- 2F ギャラリー〜ステージフロントの水平距離
- 床〜レンズ中心高/舞台中央高
- 横幅ブレンド率を設定
- 推奨 10 %:1台幅 25 m×0.9 = 22.5 m 実表示
- ズーム & シフト初期値
- Throw ratio 40 m ÷ 25 m ≒ 1.6(ほぼワイド端)
- 垂直シフト 0〜-10 % 程度で合わせ、水平シフト ±10 % 程度でセンタリング。
- フォールバック案
- 奥行が 40 m 取れない時は プロジェクターを天井トラスに吊って後退 or ワイドレンズへ換装。
結論 & CTA
- 40 m 位置で ELPLM15 は問題なく 22–25 m 幅を投写可能。
- 45 m 全幅は 2 台ブレンディング(約 25 m/台)でカバーでき、上下余白もマスクで収まります。
- まずは 40 m 距離を確保し、ズーム=最ワイド側(1.6 前後)でテストショット → 距離が不足すればトラスや後方足場を検討してください。
演出の流れ(仮)
パラパラ漫画で学校のロゴと、最後に題字を表示
各発表の制作中の写真や特色を活かした演出を各4学科 x 2
3年間の想い出を総括する演出。スタート時に校長先生が登場して、ストップモーションアニメ等で『ダチョウ』になって駆け回る演出とか。徐々に盛り上げて最後の演出に繋げます。
プロジェクションマッピングっぽい演出を全力全開!華々しいフィナーレを演出!
現地調査データ@体育館20250626

- 体育館サイズ
-
横 32 m x 奥行き 40 m
- 正面サイズ
-
横 32 m x 高さ 12 m
- ステージサイズ
-
横 12 m x 高さ 4.5 m x 奥行き 8 m
- プロジェクターを設置する2階席のレンズ位置の高さ
-
高さ 6.15 m x 奥行き -3.5 m
- ステージ下土台サイズ
-
横 15 m x 高さ 1.1 m x 奥行き 0.1 m
- 左右扉サイズ
-
横 1.8 m x 高さ 2 m(左右壁から1m)
- Audience
-
ステージから19m位置 目線の高さは0.8m
目線とプロジェクターと資料








班別の役割
監督班(3名)

全てのチームの進捗確認と総合的なバランスを調整する班。それぞれの班との接着剤的な役割の班で、それぞれの特性を活かす動きが重要。独裁者ではなく、皆の良き相談役を目指すお母さん的存在。
Cinema4D班(5名)

今回の特殊チーム。Cinema4Dを即席で覚えなければならない過酷な班だけど、大きな成長間違い無し。光と影を操る、ハードワーク覚悟の人材求む。
編集班(5名)

それぞれの素材をシームレスに編集する職人チーム。テンポと間が命の大事な部署。サウンドとのマッチングやつなぎ目の打ち合わせをして各部署が作る映像素材の良さを最大限引き出してあげる縁の下の力持ち。
サウンド制作班(3名)

音がなければつまんない!演出のためのサウンドを制作する大事な部署。Suno AIや素材を使って、見に来た方々の心を鷲掴みにする素敵チーム。3度の飯より音楽大好きな職人求む!Sunnana Inc.のサウンド担当吉田も参上するかも!?
テクニカル班(5名)

映像を投影するための機材のエキスパート。当日のプレッシャーは凄いけど、やりがいのあるサポートチーム。計画やシミュレーションが得意なメンバー求む。舞台の造作を作るのもこの班が中心になります。
素材制作班(ALL)

とにかくこのチームの素材がなければ何も始まらない重要なチーム。細やかで丁寧な素材づくりが作品づくりのクオリティをアップさせる。作って作って作りまくる!そんな班です。編集チームが、どんな素材なら使いやすいか色々と考えて制作してくれる、まさに結婚したい班ナンバーワン。
参考動画
JTBさんの演出。ロゴが光って始まる演出は参考になります。凸凹の演出はみんなが見たい『ザ・プロジェクションマッピング』なので3Dチームはこれにチャレンジしてみたいね!
立体の造作物を作って平面にただの『映像投影』ではなく『プロジェクションマッピング』にする工夫は参考になります。ラインのアニメーションもAfter Effectsでチャレンジしてみたいね!『絶勝』って文字が出るときの立体的な演出は研究してみると色々な応用ができますよ。
3Dを使えば、そこに無いものをステージや壁に配置できて舞台を色々な場所に変えることが出来るのが『プロジェクションマッピング』の面白いところ。
沖縄の『ぎまパパ』さんの演出。多方面で大活躍のスゴイ方。色々なプロジェクションマッピングの解説もしてくれているのでチャンネルもチェックしてみよう!最初、小さなスクリーンで映像が投影されるのかな?と、思わせておいて、ドーンと体育館全体に投影範囲が広がる演出はやっぱり良いですね。思い出の写真が画面全体に広がる演出も感動しちゃいますね。
これも『ぎまパパ』さんの演出。前半はセッティング風景も見せてくれてます。やはり現場での調整が大事です。どこに文字をレイアウトしたら読みやすいか?また、デザインの基本としての『文字組み』を勉強してみて美しく文字で表現もしてみたいですね。
実写やパラパラ漫画をうまく使った演出も効果的です。意外とアナログな演出も効果アリです。After Effectsの『シェイプアニメーション』で作った演出も加えると素敵になりますね。
体育館のステージの感じが似ているので参考になる動画。これも『ぎまパパ』さん。スゴイ!日々色々なチャレンジでバージョンアップしているこのアイディアを吸収しよう!
友人のイシイキヨコさん、外山さんが関わっているパワフルな演出例。同じことするのはムズカシイけど色々と研究のし甲斐がある素敵な作品。スタジオで撮影して人を登場させたり、アイディア満載!壁がクルクル回転するのとかやってみたいね!

